院長コラム
年末に思うこと
2025年12月26日
家内が、珍しくカラオケに行きたいと言い出しました。なんでも、年末に勤め先の集まりがあり、一曲歌わなくてはならないというのです。中学高校の同級生のてっちゃん(プライバシー保護のため、あえてあだ名で呼びます)を誘って、行きつけのカラオケバーを尋ねました。ここのママは音大卒で、歌は玄人裸足です。(というか玄人です。)常連客は皆 ママとデュエットしてもらうのが楽しみで、ここにやってきます。ママにお願いし、スナックデビューに近い家内をサポートしてもらいました。最初は、恐る恐ると小さな声で歌っていた彼女ですが、ママの上手なサポートで すっかりノリがよくなって、最後はてっちゃんの歌に合わせて踊り出す始末です。少女のようにはしゃいだ彼女を見たのは、本当に久しぶりで 良いクリスマスパーティーになりました。改めて、歌の持つ不思議な力を痛感した次第です。

てっちゃんは、慶應大学を卒業し、一流の総合電機メーカーに就職し、退職後に大阪へ戻ってきました。黎明期の電子カルテの開発普及などに貢献され、好奇心旺盛で私のよき話し相手でもあります。この日も、ITと医療の関係について面白い話ができました、機械音痴の私は、よくわかりませんが、人のぬくもりはITには表現できないという点では、てっちゃんと意見が合いました。でも多くの部門では、ITは人間を上回っているそうです。芸術の部門でも、ITがレンブラント風に描いたとか、モーツアルトのように作曲したとかいうことを聞いています。でも、琴線に触れるような絵は、人間にしか描けないだろうと私がいうと、てっちゃんはスマホを取り出して、コソコソ何かを始めました。先ほど家内とママと私が3人で歌った時のスナップ写真を絵画で再現しようというのです。「油絵風で、ファンタスチックなものが欲しいわ。」「大阪に因むといいね。」皆が 勝手なことを言うのを、てっちゃんはスマホに打ち込んでいます。そして 出来上がったのがこの絵です。童話の絵本に登場してもおかしくないようなファンタジーな舞台に仕上がっているではありませんか。日頃 屁理屈を並べてAIを遠ざけている私も、度肝を抜かれました。「もう、医療も芸術もITの時代だ。私の出る幕ではないね。」私が寂しげに言うと。てっちゃんは「実は、僕もこの変換ソフトは 仕事でなく趣味で使い始めたんだ。医療カルテへの応用なんて考えなかったよ。」そうか、先端技術を忌避するのでなく、上手に仕事に取り入れていくのも大切なことかもしれない。技術の進歩は専門家に任せながらも、その実社会への応用や制限は、あくまで社会を動かす現場の責任なのではないでしょうか。ちょっと 心が温かくなったクリスマスの夜でした。皆様 良いお年を。

スナックの写真が、大劇場に変わる。ITの魔法だ。
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休診… 火曜午後、木曜午後、土曜午後、日曜、祝日
受付終了時間は診療終了時刻の15分前となります。
診療は予約優先で行いますので、
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