院長コラム
祈り療法
2021年02月25日
科学が発達する前には、加持祈祷で病を治したり、逆に呪術で相手を呪うことが普通に行われていました。井沢元彦先生は、ベストセラー「逆説の日本史」の中で、古代〜近世にかけて日本史を動かす陰のベクトルになっている怨霊や呪術の事を繰り返し検証されています。
祝詞や呪詛が現実生活に影響する――日本が「言霊の国」と言われる所以です。初詣で家内安全を祈願したり、学業成就や商売繁盛を祈る習慣は現在も生きています。
今月の県医師会報に面白い記事が載っていました。タイトルはズバリ「祈り療法」。第3者の祈祷が病者の予後に影響を与えるかどうかを検証したという興味深い内容でした。結果は、祈られた患者のほうが、抗生剤の使用量が少なかったり、回復率が若干高かったりしたようです。(筆者も書いておられますが、このような実験は追加試験や科学的評価が難しいものです。プラセボ効果やマインドフルネスなどについても言えますが、人間の体や脳にはまだまだ未知の領域が残っているのでしょう。)
クリニックの待ち合いの片隅に、細川ガラシャの肖像を掛けました。純真の象徴である白百合を抱えて一心に神に祈る姿は 神々しいまでの美しさを感じます。(堂本印象画伯によるこの美しい壁画は、ガラシャ殉教の地である大阪玉造教会にあります。)
〒666-0014 兵庫県川西市小戸1丁目7-13
- 阪急「川西能勢口」駅
東改札を出て11番出口方向 徒歩1分
休診… 火曜午後、木曜午後、土曜午後、日曜、祝日
受付終了時間は診療終了時刻の15分前となります。
診療は予約優先で行いますので、
できるだけ前日までにご予約ください。
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