院長コラム

子宮がん検診について

2019年07月01日

先週水曜日は、川西保健センターの子宮がん検診の当番でした。お忙しい中たくさんの市民の方にご受診頂きありがとうございました。

20歳以上のすべての年齢の女性には、たとえ症状がなくても1−2年ごとに検診を受けて頂きたいものです。日本の子宮がん検診の受診率は約40%程度で、欧米の半分程度。(乳がん検診も同様です。)一方で、女子中高生を対象としたHPVワクチンは、社会的な問題で、ほとんど行われていません。(詳しくは 堺市で開業されている私の恩師の大槻芳郎先生のHPをご覧下さい。)現状で出来る事は、少しでも検診率を上げる事です。市内での検診は、保健センターや市内の婦人科開業医さんにお問い合わせください。

当院では市民検診の当日予約も可能です。月経が多い日でなければ、その日に検査できます。(市民検診以外の癌検診(健康保険適応)には LBC法と経膣超音波を採用しています。こちらも 当日予約可能です。)結果が出るまで 約10日ほどかかります。検査結果は実費(110円)での郵送も可能ですし、次回の受診をご予約頂く事もできます。

子宮がん検診は、各市町村でサービス内容や対象年齢、自己負担金などが異なります。(川西は一般的な公費負担以外に20−21歳の女性へのクーポン制度もあります。)検診方法はクスコ膣鏡を使用して子宮頸部(子宮の入り口)を擦過し、プレパラートに塗布した細胞を顕微鏡で観察する簡単な検査で、全国共通です。性交経験のある方なら小さな膣鏡を使用すれば、それほど痛みはありません。少し出血する事もありますが、ほとんどは少量で心配いりません。採取方法も旧来の擦過法(綿球やブラシで採取した細胞群をガラスのプレパラートに擦過する方法)からLBC法(専用のヘラで採取した細胞群を均等に液状化し、プレパラートに噴射塗布する方法)に移行しつつあります。LBC法の方が精度も高く、二次検査(子宮がんの原因であるHPVのウイルス検査)が同一検体で行えるなどのメリットがあります。ただし、残念ながらコストの問題もあって川西市の市民検診では未採用です.。

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兵庫県川西市 婦人科 レディースクリニックかとう

〒666-0014 兵庫県川西市小戸1丁目7-13

Tel.072-764-6306

  • 阪急「川西能勢口」駅
    東改札を出て11番出口方向 徒歩1分

診療時間

休診… 火曜午後、木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

受付終了時間は診療終了時刻の15分前となります。

診療は予約優先で行いますので、
できるだけ前日までにご予約ください。

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