院長コラム

金糸雀(カナリア)の歌

2025年03月07日

子供の頃、赤いカナリアを飼っていました。風とうしの良いベランダの軒先にかごをかけておくと、とても綺麗な声で 歌うように鳴いてくれました。カナリヤの歌といえば、西条八十先生の童謡が有名で、どなたも一度は口ずさんだことがあるでしょう。傷つきやすい子供らの心に希望を与えようとして作詞されたものだそうです。物悲しいメロディーと歌詞の中に、小さな命への暖かい眼差しがあり、大人の琴線にも触れます。自分自身、ほんの数年だった赤いカナリアとの生活が、郷愁とともに思い出されます。

(ひとり事の落ち書き マリさんのHPより)

歌を忘れたカナリヤ 

歌を忘れたカナリヤは後ろの山に捨てましょうか
いえいえそれはかわいそう
歌を忘れたカナリヤは背戸の小藪に埋けましょうか
いえいえそれはなりませぬ
歌を忘れたカナリヤは柳の鞭でぶちましょうか
いえいえそれはかわいそう
歌を忘れたカナリヤは象牙の船に銀のかい
月夜の海に浮かべれば忘れた歌を思い出す

カナリアはとてもかよわく、はかなく、傷つきやすいものの象徴です。そして、カナリアは誰よりもいち早く他のものに危険を知らせる鳥として存在しました。実際、大気汚染に感受性が強く、毒ガス検知用の生体実験に使われました。オウム真理教の本拠に乗り込む時、警察機動隊が、カナリアの鳥カゴを抱えていたのを思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
大気汚染や水質汚染がひどかった高度経済成長期には、「日本カナリア論」というのがありました。欧米先進国の人々は、なりふりかまわず経済成長を目指す日本人をカナリアにたとえました。環境を考慮せず、経済発展を優先したエコノミックアニマルが、どのように健康を害して自滅していくのか。それを見て他山の石としてきたわけです。しかし日本人は、危険を察知すると、自らを縛る厳しい環境基準を作り上げ、経済と環境を見事に両立させました。

西城八十先生は、自らの創作活動に行き詰まりを抱き、その時にこの歌が完成したといわれています。競争社会の中で、かよわさ、はかなさ、傷つきやすさは 克服すべきものと捉えられがちです。しかし、それらは、私たちに優しさや思いやりの心を教えてくれる。歌を忘れたカナリアも自分の居場所を見つけることができれば、再び美しい声歌いだすもの。(高松大学・学生相談室のHPより)若い時に比べて、高音は出にくくなりましたが、老カナリアは、古い歌を歌い続けていくことにしましょう。(なんのこっちゃ)

 

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