2024年08月29日

先週末は、五月山にがんがら火が灯りました。山の中腹の秀望台に灯る大一の文字は大阪市内からもみることができます。散歩コースの五月山は、条例で無闇な開発が禁止されており、今や北大阪有数の里山となりました。台風の風で、空気が澄んでいたのも幸いしたのでしょう。近所の橋の上から見上げると、漆黒の闇の山腹にチロチロと揺れるかがり火は、とても神秘的に見えました。

ふと、２０年ほど前に家族旅行で訪れた奄美大島のことを思い出しました。澄んだ空気と光害のない島の夜空は、いつまで眺めても飽きないほど美しいものでした。滞在中、たまたま島の祭りに参加する機会に恵まれました。海辺の中学校の広い校庭に、昔ながらの出店が並び、沖の船から海上に打ち上げ花火が上がります。月のない漆黒の夜空を背景に花ひらく花火は、星空に負けないほど見事なものでした。送り火や花火のお祭りが終わると、猛暑も終わりに近づきます。

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