2024年09月12日

連日の猛暑で、愛犬もバテ気味。朝の散歩は、日陰で休憩する時間のほうが長いくらいです。愛犬のお気に入りは、阪急電車の鉄橋の下。どんなに暑い日でも、ここは日陰になって川面にわたる風がとても心地よい休憩所になっています。私も、日陰に避難した鳩や雀の隣に座り込んで、水鳥の魚取りの様子や、時々飛来する鮮やかなかわせみを観察します。そうそう、ここは以前に紹介した磯ヒヨドリのナワバリでもありました。先日、いつものように高架下の日陰で休んでいると、ケーンケーンという聞きなれない鳥の鳴き声がします。鳴き声の先を見てみると、茶色い鳩くらいの山鳥が、草むらの影に見え隠れしています。よくみると雉の若い雌鶏です。鳴き声は、仲間を探しているようで、私も目を凝らして鶏冠の赤い雄鶏を探してもしたが、どうやら１羽だけのようです。しばらくすると、仲間探しを諦めたのが、対岸の草むらの方に飛び立って行きました。羽を大きく広げたその飛翔は、とても堂々としていて、貫禄がありました。

雉は、桃太郎の童話に登場するくらい身近な野鳥ですが、最近はてっきり数が減ったようです。猪名川沿いで、雉を見たのは、開業する前のこと。自転車でサイクリング道を走っているとき、数羽の群れを見かけた時以来です。（その時は、オスがいたのですぐに雉とわかりました。）今でも、地方に旅行に行くと時々、雉を見かけますが、大阪に近い郊外にも雉がいたことは、一昔前より環境が良くなった証拠で、なんだか嬉しくなりました。

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