2023年06月19日

愛犬をつれて五月山の自然遊歩道を歩いていると、大きなむし網を抱えた男性と出会いました。何でもアサギマダラという蝶を捕獲して、マーキングするのだそうです。アサギマダラは渡りをする蝶として知られ、冬は沖縄や台湾などで越冬、一部は春になると北上し、最北端は北海道まで行くこともあるそうです。そういえば、アニメ「鬼滅の刃」に登場する鬼狩り剣士の一人、胡蝶しのぶが住む蝶屋敷で群れ飛んでいた蝶は、このアサギマダラをモチーフにしているようです。

北摂有数の里山である五月山周辺は、蝶の宝庫としても知られ３０種類以上を確認できるといいます。大都市圏でありながらこんなに多くの蝶の種類がみられるというのは意外なことですが、その男性によると、五月山は渡りをする蝶の通り道になっているとの事でした。

さて、話は変わりますが、先日、五月山の早朝ランニングから帰ってきた家内との会話です。

家内：あー気持ちよかったわ。鹿を３頭も見たし、藪の中には猪もいたのよ。

私：それは、よかったね。

家内：野生動物や野鳥を見つけると何かよい事がありそうだわ。

私：猪と鹿だろ、五月山は蝶の通り道だから猪鹿蝶！　そりゃ縁起もいいさ。

※猪鹿蝶とは、花札の役の一つで「萩に猪」、「紅葉に鹿」、「牡丹に蝶」の3枚の札を揃えた点数の高い役です。猪は子孫繁栄の象徴、鹿は幸運や俸禄の象徴、蝶は円満な結婚生活の象徴とされ、それら全てを揃えた「猪鹿蝶」はとても縁起の良い役だとされています。

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